サラリーマンとして勤め上げた方が最後に得られる退職金。
初めて一気に数千万円という金額を受け取ったという方が殆どなのではないでしょうか?
高卒の方の退職金の平均は1858万円で、大卒の方の退職金の平均は2,289万円となっています。
退職金が入金された時には以下のような感情が湧き上がってくるのではないでしょうか?
大金だけどこのお金で人生100年時代乗り切れるのだろうか?
60歳で退職しても100歳まで生きる可能性を考えると、あと40年間もあります。老後2000万円問題が世間を賑わしましたが、あれは90歳まで生存した場合に必要な金額です。
また、殆ど家賃が発生しない前提での算出になっており、都市圏で賃貸で生活していくとなると1億円近い不足金が発生します。
実際、筆者も家を都内で賃貸をしており、老後の住宅費がかさむことが想定されています。余裕のある裕福な老後を送るためには、老後も資産を増やし続けていくことが必要不可欠な状態となっています。
資産を増やすというと投資が頭をよぎるかと思います。実際、選択肢として投資は最も現実的であり効率的な手段であることに疑いの余地はありません。歳をとって労働収入が得られなくなったら、お金に働いてもらって資本収入を得るしか選択肢がないですからね。
しかし、投資をしてお金を減らした親戚や友人がおり怖くててを出せないという方も多いのではないでしょうか?
特にバブル期に投資していた方の中にはアレルギーを持っている方も多いと思います。
また、退職金は減らすことができない性質の資産です。現役時代であればたとえ投資で資産が減ったとしても収入を得ることができます。しかし、退職金を失うと老後生活が困窮する恐れがあるのです。
本日はこのような老後生活への不安を解決する手段についてお伝えしていきたいと思います。
欧米の富裕層は特別な投資先で資産を増やしている!?
お金の増やし方は最もお金を増やすのに長けている人を参考にするのが一番です。それが欧米の富裕層です。
欧米の富裕層は普通の投資信託などを利用して運用したりはしません。彼らにだけ用意された特別な選択肢で大事な資産を増やしていっています。
その選択肢がヘッジファンドです。
ヘッジファンド!?何それ!?闇の組織なんじゃないの?
そう怪しまれた方も少なからずいらっしゃるでしょう。しかし、世界ではメジャーな選択肢として年々運用残高は増え続けています。
現在、ヘッジファンドの全世界での運用残高は4兆ドル(=約450兆円)に達しています。日本の国家予算の4倍以上の金額がヘッジファンドで運用されているのです。
また、資産を堅実に増やしていかなければいけない年金基金などの機関投資家にも重用されています。実際、世界最高峰の大学であるハーバード大学の年金基金はヘッジファンドに33%も資金を預けて運用しています。
また、日本でも徐々に機関投資家によるヘッジファンドの利用が高まっています。以下は2018年時点での日本生命の記事です。積極的にヘッジファンドに投資していく意向を発表しています。
日本生命保険は今年度、未公開株(PE)ファンドやヘッジファンドなど、海外の代替資産(オルタナティブ)に前年度並みの約2000億円投資する方針だ。2016年のマイナス金利政策導入以降、同投資を積極化。分散投資を進めて債券・株式市場からの影響を受けにくくするとともに、低金利の運用環境の下で収益の下支えを狙う。
鈴木康之金融投資課長はインタビューで、契約者に予定利率を保証する一般勘定の運用利回り(18年3月期で2.2%)に比べて、これまでの海外オルタナティブ資産は「100-150bp(ベーシスポイント、1bp=0.01%)高い利回りを生み出している」と話す。今後、高金利の既発債償還で同勘定の運用利回りは低下するので、オルタナティブ投資の意義は増してくるという。
参照:Bloomberg
ヘッジファンドが富裕層や機関投資家から選好される理由とは?
ヘッジファンドが富裕層に選好される理由は2点です。
世界株平均を大きく上回るパフォーマンス
まず一番大事なのはリターンです。資産を増やさないといけないので、これは必須ですね。
ヘッジファンドは1997年以降世界株式が平均4.38%のリターンであったにも関わらず、ヘッジファンドは平均9.14%という約2倍のリターンを叩き出しています。
1997年時点の100万円が全世界株式で運用を行った場合は300万円にしかなりませんが、ヘッジファンドで運用をおこなっていたら800万円と約8倍に膨れ上がったのです。
わかりやすく1997年時点で2000万円の退職金を預けていれば2020年時点では1億6000万円になったということですね。取り崩しながらでも十分裕福な老後生活を送ることができます。
リスクの低さが最大の特徴
ヘッジファンドが選好される最大の理由は市場の暴落を回避又は抑制する働きがある為です。そのため、株や債券とは異なる代替資産(オルタナティブ投資)として注目を集めています。
実際、以下の通り2000年以降のITバブル崩壊では市場が大きく下落する中で損失を回避し、2008年からのリーマンショックでも損失を市場に比して抑制しています。
ヘッジファンドの中ではリーマンショックの時にリターンを出しているファンドも数多く存在していました。
利得
証拠
内容
提案
適合
行動