その他のヘッジファンド

投資家視点で優良ヘッジファンドの選び方をわかりやすく解説!海外ヘッジファンドとの比較も通じて優秀なファンドを紹介。

筆者は社会人になってから蓄えた資金をヘッジファンドに投資を行い資産を増やしてきています。

ヘッジファンドは私募ファンドという形態であるため、中には詐欺ファンドのようなものも存在しています。

 

今回は個人投資家の皆さんに向けて優良なヘッジファンドを見分ける方法について実際の投資家目線からお伝えしていきたいと思います。

 

高利回りを喧伝するファンドはポンジ・スキームの可能性がある

まず一番注意しなければいけないのが高利回りを喧伝するファンドです。

年率50%以上のリターンや、月利10%のリターン、日利1%のリターンを謳うファンドは非常に危険です。

所謂、ポンジスキームの可能性があるのです。

 

ポンジスキームとは?

ポンジ・スキームとは新規投資家から集めた資金を運用せずに既存投資家に分配するスキームです。

つまり運用せずに投資資金を既存投資家に横流ししているだけなのです。

ポンジ・スキームの図解

 

新規投資家から資金を受け入れるために、高い利回りを宣伝する必要があるのです。

中には高い利回りを確約するファンドも存在しています。

以前は仮想通貨を用いたスキームで数多く存在していましたが近年日本でも継続不可能な利回りを喧伝して投資家から資金を集めているファンドも存在しています。

持続可能な利回りとは?

では持続可能な利回りとはどのようなレベルなのでしょうか?

投資の神様といわれている「ウォーレン・バフェット」ですら長期の年率平均リターンは20%程度です。

 

確かに単年度で50%以上のリターンを出すファンドもあるでしょう。ただ、継続してだすことは殆ど不可能なレベルなのです。

利回りを確約したり、月利5%以上のリターンを謳うようなファンドはポンジスキームの可能性があるとみた方がよいでしょう。

 

冷静に考えて月間で高いリターンが出るのであれば、ファンドとしては再投資して利益を拡大させた方がよいですからね。

典型的なポンジスキームの手法ということができるでしょう。

 

ポンジ・スキームが終焉する時

ポンジ・スキームはいつまでの継続するわけではありません。

新規投資家から流入する資金が分配金を下回った場合、ポンジ・ファンドの資金は減少に転じます。

ポンジスキームの終焉

すると、ポンジファンド側からすると、これ以上資金を募集するインセンティブがありません。

そこで、ファンドは投資家からかき集めた資金を持って飛びます。つまり、雲隠れして蒸発するのです。

結果として投資家は分配金を貰えないばかりではなく元本全額を失ってしまうのです。

 

高いレバレッジをかけているヘッジファンドはハイリスク

ヘッジファンドの中には信用取引口座を用いて自分の資金以上の取引を行なっているファンドも存在しています。

信用口座はファンドが証券会社から資金を借り入れて、自己資金よりも大きな資本を運用する投資手法です。

 

個人投資家でも信用取引を利用することで自身が所有する資金の3倍の量の取引を行うことができます。

レバレッジをかけることができれば、大きなリターンを狙うことも可能になります。しかし、逆に大きな資産の下落を招く可能性もあるのです。

 

資産を増やす時には出来る限り資産の下落をミニマイズして運用する必要があります。

自分の資産が半分つまり▲50%となってしまうと、元の資産に戻すために+100%のリターンが必要となります。

出来る限りリスクをとらずに安定的にリターンを伸ばすという観点で選ぶのであれば大きなレバレッジをかけたファンドは避けた方がよいでしょう。

 

ある程度運用期間があるファンドを選ぼう

単年度で調子がよいファンドというのは投資信託でも多く存在しています。

しかし、長期間でみると最終的に元本割れとなっているファンドも数多く存在しているのです。

 

たまたま運が良く単年度だけ高いリターンを出しているというファンドに飛びついて投資するのは危険です。

最低でも3年以上、出来れば5年以上の運用実績があるファンドに投資を実行しましょう。

 

ファンドの運用期間が長いということは、投資家からの信用が高く資金が流出していないということも意味します。

信頼できるファンドに大切な資金は預けたいですよね。

 

ファンドマネージャーが優秀なファンドを選ぼう

ヘッジファンドで一番重要なのはファンドマネージャーの手腕です。

ファンドマネージャーの腕一つで運用成績が大きく違ってきます。

というより、ファンドマネージャーの腕が全てといっても過言ではありません。

 

ファンドマネージャーがどのような経歴か?

実績はしっかりと出しているのか?

どのような運用手法を取っているのか?

 

という点をしっかり確認してから投資を行いましょう。

なかには全く金融とは関係のない分野からファンドマネージャーを行なっているという方もいます。

やはり、しっかりとした金融知識と見識眼をもったファンドマネージャーが理論に裏打ちされた手法で運用しているファンドに投資を行った方がよいでしょう。

 

海外のヘッジファンドの方が優秀なのか?

折角、ヘッジファンドに投資するのであれば海外の一流ファンドに投資したいという方が多いのではないでしょうか?

しかし、残念ながら海外のヘッジファンドは殆ど機関投資家からの資金しか受け入れておらず、個人で受け入れる場合は最低でも5億以上の資産が必要なファンドが殆どです。

 

敷居が高い海外のヘッジファンドですが、必ずしも高い成績となっているとは限りません。

以下海外のヘッジファンドの平均的なリターンをご覧ください。

 

海外のヘッジファンド

 

平均リターンは5%程度となっているのです。海外のヘッジファンドだからリターンが高いというわけではないのです。

よく大学でも海外の大学を出ていれば優秀というイメージをお持ちのかたも多いと思います。

 

しかし、海外大卒の方も同期に多くいますが、正直東大の同期の方が頭がキレる場合が多いです。

海外だから優れていると考えるのは幻想と考えた方がよいでしょう。日本にも優良ヘッジファンドは存在しているのです。

 

 

日本の優良ヘッジファンドを紹介

筆者のポートフォリオの主軸を占めるヘッジファンド「BMキャピタル」は今までお伝えした条件を満たしています。

→ BMキャピタルの最低出資額とは?解約条件と共にわかりやすく解説!解散したらどうなる?

 

ポンジスキームの可能性:高い利回りを喧伝していないし確約はもちろんしていない
レバレッジ:レバレッジは殆どかけていない
運用期間:運用7年目となっており順調に純資産を増やしている
ファンドマネージャー:東大卒の外資系金融出身と申し分なし
運用手法:バリュー株投資を主軸としたマルチストラテジー
リターン:設立以来年率ベースで一度もマイナスになったことがなく年率約10%

 

【BM CAPITAL】巷で評判のBMキャピタルを投資家目線で運用実績や口コミを交えて徹底解説!

 

 

まとめ

優良ファンドの見分け方は以下の通りとなります。

  • ポンジ・スキームの可能性がないか?
  • レバレッジをかけすぎてないか?
  • ファンドマネージャーの経歴と運用手法は理論的か?
  • ある程度の運用期間があり平均的に良好なリターンを残しているか?

また敷居が高い海外ヘッジファンドが必ずしも日本のヘッジファンドより高品質とはいえないことをお伝えしました。

 

おわりに

各記事ではBMキャピタルについて様々なポイントを各論として紹介しています。

以下の記事ではBMキャピタルに投資している筆者の視点で目次形式で全ての論点を纏めています。

 

大切な資金を預けるからこそあらゆる観点で納得がいってから投資をするべきであると思い筆者も色々と調べた上で決断しました。

BMキャピタルについてより詳しく知りたいという方は以下のトップページから気になる項目をご覧いただければと思いますl

 

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