まとまったお金の運用

資産2000万円を安全に投資して手堅く1億円を目指すための資産運用法を東大卒の投資家目線で紹介する!

2000万円というと大台の1000万円を更に倍に膨らました金額となります。

2000万円という数字は昨今金融庁が出した老後2000万円問題を皮切りにして注目度が高くなっている数字と言えると思います

 

筆者も現在3500万円という資産を30半ばで構築できてはいますが、ここに至る道のりは決して簡単なものではありませんでした。ただ、せっかく2000万円という資産を構築したとしても、寝かせたままにしていてはただの死に金です。

自分だけでなくお金にも働いてもらわないといけない時代が到来しているからです。2000万円という大きな資産を形成できたら、後はしっかりと運用することで夢の1億円という資産を形成するのも夢ではありません。

本日は、皆さんが血のにじむ思いで形成された2000万円という資産を安全に運用して1億円に増やしていくための方法についてお伝えしていきたいとおもいます。

 

 2000万円を形成できている方は既に上流

以下は金融庁の年代別家計資産の分布です。20代から30代では残念ながら資産が0の人も珍しくありません

年代別家計資産の分布

 

2000万円を構築できている方は十分にすごい資産形成力を保有しているということができます。

丁度、大人気漫画『カイジ』の利根川さんも2000万円について以下のように言及していますね。利根川の言葉を引用します。正直痺れます。

小学中学と塾通いをし、常に成績はクラスのトップクラス。有名中学有名進学校と受験戦争のコマを進め一流大学に入る。

入って三年もすれば今度は就職戦争、頭を下げ会社から会社を歩き回り足を棒にしてやっと取る内定。

やっと入る一流企業。これが1つのゴールだが、ホッとするのも束の間。すぐ気がつくレースがまだまだ終わってないことを。

まだまだ自制していかねばならぬ!ギャンブルにも酒にも女にも溺れず、仕事を第一に考えゲスな上司にへつらい取引先にはおべっか。

遅れずサボらずミスもせず。毎日律儀に定時に会社へ通い残業をしひどいスケジュールの出張もこなし。

時機がくれば単身赴任、夏休みは数日。そんな生活を10余年続けて気づけばもう若くない。30台台半ば、40・・・。そういう年になってやっと蓄えられる預金残高が1千、2千万という金なんだ。

 

改めて書いていて自分の人生をなぞっているようで涙がでてきました。2000万円を構築された方というのは自信を持たれた方がよいでしょう。

ただ、2000万円問題あくまで通過点に過ぎません。人生100年時代や年金の支給額の減少懸念を加味すると、さらに大きな資産を形成しておく必要があるといえるでしょう。

以下は野村総研が発表している金融資産毎の階層区分です。

富裕層マーケットの分類

 

3000万円以上がアッパーマス、5000万円以上が準富裕層となります。最低でも準富裕層、出来れば富裕層である1億円を目指していきましょう。

 

 

今後、可処分所得の上昇は見込みにくい

2000万円を形成した方ならわかると思いますが1億円を貯蓄のみで形成することは途方もないことだとご理解いただいているかと思います。

たとえ、40近くで2000万円を構築したとしても、ここから養育費が嵩みなかなか給与所得だけでは資本構築を進めることができません。

 

更に今後益々状況は厳しくなってきています。昨今、一億総中流と言われていた日本国民も、一向に上がらない給与と、高い税率に苛まされ年々貧しくなってきています。

同じ年収1000万円でも2011年から2020年の10年だけでも40万円ほど減少してしまっているのです。

一向に上がらない給与

 

労働収入だけで資産を構築するのは不可能に近い状態になってきているのです。

 

 

「2000万円」を働かせ複利で1億円を築こう

自ら労働して資本蓄積ができないからといって諦めるのはまだ早いです。

実はある程度のお金を蓄積できておると、お金に働いてもらう方が早く資本蓄積をすることができるということがトマピケティの「21世紀の資本」で明らかになっています。

以下が有名な式を表した図です。

21世紀の資本

要は経済成長(g)は2%-3%であるにも関わらず、投資による収益率(r)は一貫して有史以来4%-5%を継続しているということになります。

つまり、世界的にみても給与は2%程度しか上昇しないのにも関わらず、投資収益は最低でも4%-5%が見込まれるということです。

 

2000万円を投資していた場合は4%から5%で運用すれば80万円から100万円の収益が見込むこができるのです。ただ、この後の項目で説明する通り年率10%で運用することは十分可能です。

2000万円を年率10%で運用した場合の資産推移は以下の通りとなります。17年目で見事1億円を形成することが出来ます。

資産推移

資産
1年目 2200
2年目 2420
3年目 2662
4年目 2928
5年目 3221
6年目 3543
7年目 3897
8年目 4287
9年目 4716
10年目 5187
11年目 5706
12年目 6277
13年目 6905
14年目 7595
15年目 8354
16年目 9190
17年目 10109
18年目 11120
19年目 12232
20年目 13455

 

複利の偉大さについて改めて認識させられますね。

 

では、更に資産形成の速度を速めるために年間100万円ずつ追加で投資した場合を考えてみましょう。14年目には1億円を達成して、20年目には2億円近い資産を構築することができます。

資産推移

資産
1年目 2300
2年目 2630
3年目 2993
4年目 3392
5年目 3832
6年目 4315
7年目 4846
8年目 5431
9年目 6074
10年目 6781
11年目 7559
12年目 8415
13年目 9357
14年目 10392
15年目 11532
16年目 12785
17年目 14163
18年目 15680
19年目 17348
20年目 19182

 

年率10%で運用する有効な選択肢とは!?

資産運用の平均が先ほどみてきた5%という中で10%の運用が可能な投資先についてお伝えしていきたいと思います。

重要なのは安定・安全運用

まず、資産運用において一番重要なことは大きな下落をこうむらないことです。

例えば2000万円保有していても資産が半分(▲50%)の1000万円になってしまったとしましょう。すると、1000万円を元の1億円に戻すためには+100%の運用成績が必要になってくるのです。

株式市場は2020年の年初からのコロナショックのような大きなショックが定期的に訪れます。このような下落時に資産を減らさないことが非常に肝要になってくるのです。

10%以上のリターンを狙うような投資を行うと定期的に暴落をこうむる可能性が高くなります。安全に狙う利回りとしては10%が適正値であるといえるのです。

 

ヘッジファンドという選択肢が有効

筆者が実際に投資をしているのはヘッジファンドです。

ヘッジファンドは、どのような相場環境でも収益追求を行なっていく「絶対収益型」の投資ファンドです。投資信託との違いについては以下で網羅的に解説しています。

→ ヘッジファンドと投資信託の違いをわかりやすく解説!中間に位置するヘッジファンド型投資信託と共に解説する!

 

株価が下落局面でも損失をミニマイズして市場のショックの影響を和らげる成績を残してきているのです。結果的に市場平均を凌駕した成績を残してきています。

ヘッジファンドの安定したリターン

ヘッジファンドとはそもそもどのようなファンド形態なのか?という点については以下の記事でお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

【最新版】個人的な考察から日本のヘッジファンドをおすすめ順にランキング形式で一覧にして紹介!

 

海外を含めてヘッジファンドは注目が集まっており特に富裕層を中心に年々投資残高が増えてきています。

ヘッジファンドアセット

富裕層はそれだけ金融リテラシーに明るい人が多いので魅力的な投資先に資金を振り向けます。それだけヘッジファンドという選択肢が人知れず広まっているとみることができるのです。

 

実際に投資しているヘッジファンドの特徴

筆者は東京大学時代の先輩がたまたまヘッジファンドを立ち上げたファンドマネージャーだったというご縁もありBMキャピタルに投資をしています。

投資歴は5年以上となっているのですが、年率10%程度のリターンを一度も下落することなく実現してくれています。

筆者が投資している期間は日経平均は株価暴落局面が3度も訪れていたのですが、半年ベースで一度も資産価格が下落したことがないというのは驚異的な成績だと言えます。

暴落局面に強い運用

 

資産を守るだけでなく、しっかりと資産を1.5倍以上に増やしてくれており非常に満足しています。

ファンドマネージャーはファンド立ち上げ前の大学時代から株式投資サークルでも腕利きとして知られておりリーマンショックでもプラスのリターンを出して学内でも話題を呼んでいました。

基本とする戦略は伝統的なバリュー株戦略で、安全性が高いものの収益機会が豊富にある銘柄に厳選投資を行なっています。

【体験談】危ない?怪しい?巷で評判のBMキャピタル(BM CAPITAL)を出資の経緯を含めて実際の投資家が徹底評価!

 

更に、相場が危険な水準にあると判断した時には現金比率を高めたり、場合によっては先物ショートを行い下落に対応してきた実績が暴落耐性の強さという結果に結びついています。

安全性を重視しながら資産を安定的に増やしていきたいという方にとっては筆者同様非常に魅力的な選択肢となります。

ヘッジファンドは金融機関では取り扱っていないので「ひふみ投信」や「さわかみ投信」のように直接問い合わせを行なって投資を行う必要があります。

 

まとめ

2000万円という資産を構築するのは非常に難易度の高いことで、既に蓄積されている方は自信を持たれた方がよいでしょう。

ただ、今後の平均寿命の伸長や可処分所得の減少、養育費の増加を考えると資本蓄積を貯蓄だけで増加させることは難しく必ずしも老後の生活が安心とは言えません。

 

富裕層の基準である1億円を目指すためには自分だけではなく、「お金」に働かせて資産を増やす必要があるのです。

資産運用で最も重要なのは下落をすることなく安全に資産を積み上げていくことであり、10%程度の運用を堅実に行うことが肝要となります。

筆者は今回お伝えしたBMキャピタルを主軸に投資を行い順調に資産を増やすことが出来ています。以下ランキングでもまとめていますので参考にしていただければと思います。

おわりに

各記事ではBMキャピタルについて様々なポイントを各論として紹介しています。

以下の記事ではBMキャピタルに投資している筆者の視点で目次形式で全ての論点を纏めています。

 

大切な資金を預けるからこそあらゆる観点で納得がいってから投資をするべきであると思い筆者も色々と調べた上で決断しました。

BMキャピタルについてより詳しく知りたいという方は以下のトップページから気になる項目をご覧いただければと思いますl

 

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